今回の窯

2019/03/06

 

5月21日ちびっこ体験教室!

体験教室に30人の元気いっぱいのちびっこたちがきました!
みんなの真剣さと集中力は大人顔負けです。
まだ5~6才なのにすごいなあ~と、思わず感心させられる授業となりました。子供ならではの自由で独創的な作品をご覧ください。

2005年3月15日 第9回TAKEO・世界一登り窯祭り

佐賀県武雄市にて第9回TAKEO・世界一登り窯祭りが開催されました。このイベントに向けて教室の皆さんも作品作りに励み、世界一の登り窯で焼成して頂くこととなりました。焼成から約2ヵ月後、焼きあがった作品が手元に届きました。日頃の教室の窯とはまた一味違った味わい深い作品の数々をご覧下さい。

斉藤静江さん

■作者より
陶芸作品は自分で形を作っても最後は炎の力に委ねなければ完成しません。
窯から出てきた動物達は皆、予想外の仕上がりで、「初めまして」と思わず挨拶をしてしまいます。その瞬間が楽しくて又、作ってしまうのです。

ikuのひとこと

このところアトリエに動物が多い!そうです、斉藤さんがまた作りました!
始めはごく普通に、花入れです、とか、皿、鉢、カップを作っていましたよね。あれはいつのことでしたっけ・・・
今回、メンバー紹介のページを立ち上げるに当たり、これらの動物たちに先陣を切ってもらうことに致します。
ボディーはほとんどが信楽です。
手びねりの面白さはまさにここにあると言えるでしょう。でもかなりの技術が必要で、本物に負けない面白さを出すには、独自のデフォルメも大切です。腕をつけてはあれこれいじり、目を入れては凄みを利かせ、だんだんとひとつの動物が立ち上がってきます。
斉藤さんの思う、カワイイ動物たちをどうぞご覧ください。

タイトル:カメレオン

左右の足と目の位置の違いに注目。
色々な資料から考えに考えて、この位置です。
体表のざらざらした感じもリアル。
これで作りは完成!

下絵具と釉薬の三重がけでまだらな雰囲気を作り、カメレオンの誕生です。顔がリアルすぎて怖い!

作品詳細
・H19cm×D19cm×W44cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・透明釉・緑釉・コバルト釉
・酸化焼成 1240℃

タイトル:イワトビペンギン

頭の飾りがとても素敵です。
目はきつめな感じで・・・。

おなかの張り具合、羽根の感じ、足先の感じ、大変うまくデフォルメされています。
これで作りは完成です。

下絵付、さまざまな釉薬をかけ、本焼を待ちます。

作品詳細
・H43cm×D23cm×W31cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・油滴天目釉・乳白釉・火色釉
・酸化焼成 1240℃

ジャーン!イワトビペンギンできました!
眼光鋭く、かなりの存在感です。

タイトル:フクロウ

ただいま釉がけのまっ最中です。
大物はコンプレッサーで施釉。
二重がけの後、筆で釉薬を置いて羽根の感じをだしました。

作品詳細
・H46cm×D25cm×W32cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・下絵付
・透明釉・黄瀬戸釉
・酸化焼成 1240℃

フクロウの完成です。
どーんな家なんでしょうか?郵便ポストにするのだそーです。
配達の人も驚きますよね!

タイトル:ハシビロコウ
作品詳細
・H45cm×D20cm×W23cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・化粧、下絵付
・透明釉・緑釉
・酸化焼成 1236℃

タイトル:カバ
作品詳細
・H23cm×D20cm×W40cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・マンガン
・焼メ
・酸化焼成 1236℃

タイトル:座禅草
作品詳細
・H24cm×D22cm×W24cm
・信楽赤土・ひもつくり
・白化粧
・焼メ
・酸化焼成 1236℃

清川 隆さん

■作者より
全て手びねりによる作品です。以前は日常生活で使えるものを求めて作っていたのですが、最近は「どういう形が出来上がると面白いか」がテーマになっていて、オブジェっぽい作品が増えています。

■ikuのひとこと

お待たせしました!
第2弾は、このところオブジェ系作品路線を快走中の清川隆さんです。
オブジェと一言で言っても、作るとなると、これがなかなかに技術がいります。かなりの構想の下に作り始めるわけですが、実際に作り始めてみると、あれ!バランスが…角度が…これからどうするか…となったりして、作品が誕生するまでには結構色々あったりします。
出来上がってみないと、どうなるのかわからないといった所でしょうか。そして、だんだんと不思議な形が立ち上がってくるわけですが、その過程は面白さにあふれていて(もちろん悩みにも)、作る楽しさはここにあると言えるかと思います。
良い感性と、確かな技術と、粘り強い作業から生まれた、最近の清川さんの作品群をご紹介いたします。

★ 2007年 陶芸財団展(国立新美術館)
入選(初出品) <あかり>シリーズ 作品Ⅲ
作品詳細
・H57cm×W28cm×D28cm
・古信楽土(荒目)
・ひもつくり
・古代呉須による下絵付
・透明釉
・酸化焼成 1240℃

タイトル:<あかり>シリーズ 作品Ⅳ
作品詳細

・H49cm×W28cm×D28cm
・古信楽土(荒目)
・ひもつくり
・古代呉須による下絵付
・透明釉
・酸化焼成 1240℃

タイトル:<あかり>シリーズ 作品Ⅴ
作品詳細
・H47cm×W20cm×D20cm
・半磁器土
・ひもつくり
・古代呉須
・透明釉
・酸化焼成 1236℃

タイトル:<あかり>シリーズ 作品Ⅵ
作品詳細
・H58cm×W23cm×D23cm
・半磁器土
・ひもつくり
・古代呉須
・透明釉
・酸化焼成 1236℃

タイトル:<あかり>シリーズ 作品Ⅶ
作品詳細
・H59cm×W17cm×D17cm
・信楽並コシ
・ひもつくり
・マンガン
・焼メ
・酸化焼成 1236℃

タイトル:練込み皿Ⅰ
作品詳細
・H3.5cm×W25cm×D16cm
・半磁器土・型成形
・顔料で色土作成
・透明釉
・酸化焼成 1236℃

タイトル:練込み皿Ⅱ
作品詳細
・H3cm×W25cm×D25cm
・半磁器土・型成形
・顔料で色土作成
・透明釉
・酸化焼成 1236℃

タイトル:練込み模様によるオブジェと花器
作品詳細
・(オブジェ)H56cm×W22cm×D22cm
・半磁器土
・ひもつくり
・顔料で色土作成
・透明釉
・酸化焼成 1236℃

みなさんの創作意欲を刺激しそうな展覧会をご紹介致します。是非、時間を見つけてでかけてみてください。
インターネット割引のあるものもありますので、それぞれのホームページもチェックしてからおでかけくださいませ。

期間 前期:2019年8月3日(土) – 9月1日(日)
後期:2019年9月3日(火) – 9月29日(日)
休館日 毎週月曜日(祝日又は振替休日の場合は開館、翌日休館)
場所 東京藝術大学大学美術館
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL https://okyokindai2019.exhibit.jp/
内容 詳細は、上記HPよりご覧下さい。

期間 2019年10月11日 (金) – 2020年1月13日 (月)
休館日 12月31日(火)、1月1日(水)
場所 上野の森美術館(本館1F 本館2F ギャラリー)
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL http://hokusai2019.jp/
内容 詳細は、上記HPよりご覧下さい。

PAGETOP