【技法】磨く

 

成形後に表面を磨くと、キメの整った質感で金属を思わせるような感じに焼き上がります。

この作品は、スプーンで磨いた後、更にスーパーのシャカシャカ袋で磨きました。
写真は乾燥が進んでから撮影しましたので、少しつやが落ち着いてきていますが、
磨きたては完璧なピッカピカでした。
(火・昼クラス:い)

 

 

【テストピース】墨弾き(すみはじき)

 

墨弾きは、墨を用いて白抜きの文様を描く技法で、墨に含まれる膠が呉須を弾く性質を利用しています。ラテックスよりも細かい細工が可能ですし、カッターなどで呉須を削るとより柔らかい印象にできます。
ただ、墨が釉薬も弾いてしまう場合があり、下絵付けの後で再度素焼して墨を焼き抜くことが多いようです。
呉須は、左上が古代呉須で左下が青呉須です。各テストピースは、二種類の透明釉(G208,透明釉)が左右に掛け分けてあります。
古代呉須のテストピースは、やはり右の透明釉は少し墨に弾かれているようですが、左の透明釉は比較的うまくのっています。青呉須のテストピースの方は両透明釉とも弾かれています。

テストピースは松の葉が描かれています。
(火・昼クラス:わ)

 

 

【テストピース】色土

 

半磁器土で色土のテストピースを作りました。

半磁器土に半磁器用下絵具を調合して入れています。

左の箸置きのテストピースは、カラフルなマーブルです。
右のペパーミントグリーンのテストピースは、トルコ青とプラセオ黄を配分を変えて調合しました。
(土・朝クラス:は)

 

 

【道具】トンボの作り方

 

トンボって買うと高いですよね。
手作りするとき、トンボの穴はピンバイスで開けるのがお勧めです。
力を入れなくても楽々穴が開きます。
ピンバイスは手動のドリルみたいなもので、100均で色々なサイズを売っています。
同じく100均の竹ひごが3mmなので、3mmピンバイスで穴をあけ、やすりでバリ取りするとちょうどスムースに通ります。
芯にしているのは割りばしです。

トンボ、みなさん手作りされていると思いますが、穴は何で開けていますか?
(金・夜クラス:は)

 

【道具】切り糸

切り糸も、色々の長さ、太さのものを持っているといいですよね。
教室標準の手作り切り糸は、持ち手が布でとっても手になじんで使いやすいです。
でも洗ってすぐに道具箱にしまうと乾きにくいので、木のバージョンも作ってみました。
木はアイスのバーです。
糸を結んだ部分は、手元にあった電材の熱圧縮チューブでくるんでみました。
まあまあですが、やはりかしめる部品は教室標準のものがいいかもしれません。
先生、あれって釣具屋さんで入手するのですか?
切り糸は、いくつお持ちですか?
(金・夜クラス:は)

 

【作品】縁が不揃いな小鉢

 

ふせ型の粘土に教室の外の小石で、石の模様を押しました。
粘土をふせる時にガーゼをはさむと模様がでにくいですし、片栗粉をはたくと模様に詰まってしまいそうですので、素焼しました。
素焼すると洗えますし、片栗粉をしなくてもくっつきません。
粘土は少しお椀状にしてから型にのせ、叩いて伸ばします。
叩くと締まりますし、すぐに外しても支えの粘土がなくても歪みません。

先日、この小鉢を乾燥させていたら、興味を持っていただいたので、ネタを公開させていただきました。
(金・夜クラス:は)

 

【作品】陶仏

  

これは、古万古の赤土で作り、焼締にしました。
粘土の厚さが2cmまでなら中を空洞にしなくても大丈夫ということでしたので、空洞にしていません。
芯には、最初は新聞紙を固くして入れていたのですが、新聞紙が湿ってブカブカしてきてしまったので、芯なしで作り直しました。
高温で飾りや手が下がってしまう恐れがあるとのことで、低温の土鍋用の窯で焼きました。
釉薬で顔の表情がかわってしまうといけないので、焼締です。

はじめての仏像です。
(金・夜クラス:は)

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